WordPressを自社で運用するのと、制作会社に任せるのと、どちらがコストが安い?

そう思って頑張っている担当者の方は多いと思います。
ただ、少し立ち止まって考えてみてほしいのですが、「自社でやる」にも、実はコストがかかっています。目に見えるお金ではなくても、時間・人件費・トラブル対応・機会損失という形でじわじわと積み重なっているのです。
この記事では、自社運用と外注(制作会社への依頼)のコストを正直に比べてみます。「どちらが本当にお得か」を一緒に整理していきましょう。
「自社でやる」にはどんなコストがかかっているか
まず、WordPressを自社で運用するときにかかっているコストを整理してみます。「お金は払っていないから無料では?」と思いがちですが、実はそうではありません。
担当者の時間=人件費がかかっている
WordPressの更新・修正・プラグインのアップデート・問い合わせフォームの確認——これらの作業に、担当者が1週間に何時間使っているか、考えてみてください。
たとえば週に2時間Web作業に使っている担当者の時給が2,500円だとすると、
月に換算すると約2万円分の人件費が発生していることになります。年間だと24万円です。
さらに、その時間が本来の業務に使えていれば生み出せたはずの価値も、見えないコストとして存在しています。
トラブルが起きたときの対応コスト
WordPressのアップデート後にサイトが崩れた、プラグインが競合して動かなくなった、スパムが大量に届くようになった——こういったトラブルが起きたとき、自社で対応しようとすると原因調査だけで何時間もかかることがあります。
最悪の場合、自力では解決できずに緊急で制作会社に依頼することになり、
スポット対応の費用が発生します。「普段から保守をお願いしている会社」より、
「緊急で頼む見知らぬ会社」のほうが費用は高くなりがちです。
「何かあったときの不安」という心理的コスト
目に見えないけれど、意外と大きいのが「何かあったらどうしよう」という不安です。
担当者がサイトの状態を気にしながら業務をしている状態は、集中力にも影響します。これもコストのひとつと言えます。
制作会社に任せるとどんなコストがかかるか
次に、制作会社に保守・運用を依頼した場合のコストを見てみましょう。
一般的なWordPressの保守契約は、月額1万〜3万円程度が相場です(サイトの規模・内容によって異なります)。この費用で通常は以下のような対応が含まれます。
| 対応内容 | 自社対応の場合 | 保守契約の場合 |
|---|---|---|
| WordPressのバージョンアップ | 担当者が都度対応(時間がかかる・リスクあり) | 制作会社が確認しながら対応 |
| プラグインのアップデート | 後回しになりがち・競合リスクあり | 定期的に管理・確認 |
| バックアップ | 設定していないケースが多い | 定期取得・別保管 |
| トラブル対応 | 緊急対応で高額になることも | 契約内で優先対応 |
| セキュリティ監視 | 気づかないまま被害を受けることも | 定期監視・異常検知 |
月1〜3万円と聞くと「高い」と感じるかもしれません。ただ、担当者の時間・トラブル対応コスト・精神的な安心感まで含めて考えると、多くの場合は外注のほうが合理的です。
こんな状況なら、外注コストのほうが明らかにお得
特に以下のような状況の会社は、自社運用を続けるよりも制作会社に任せたほうが、
トータルのコストが安くなることがほとんどです。
Web担当者が専任でなく、他の業務と兼務している
本来の業務に集中できていないなら、Webまわりをまるごと外注したほうが会社全体の生産性が上がります。
サイトのトラブルが売上に直結する
ECサイト・予約サイト・問い合わせが主な集客手段のサイトは、
ダウンや不具合が直接売上減につながります。保守にかける費用より、トラブル時の機会損失のほうがはるかに大きいことが多いです。
WordPressの更新を長い間放置している
アップデートを後回しにしていると、セキュリティリスクが積み重なります。何かあってから対応するより、日常的に管理してもらうほうが安全で安上がりです。
過去にトラブルが起きて、その対応に時間・費用がかかった経験がある
一度でもトラブルを経験している会社は、予防的な保守契約の価値を実感しやすいはずです。
「コスト」は金額だけで考えなくていい
ここまで読んでいただいてわかるように、コストの比較は「月額いくら払うか」だけで判断できるものではありません。
担当者がWebに使っている時間(人件費換算)
トラブルが起きたときの対応費用と機会損失
セキュリティ事故が起きたときのリスク(信頼失墜・データ流出)
「何かあったらどうしよう」という不安から解放される価値
本来の業務に集中できるようになることで生まれる価値
これらを含めて考えたとき、「外注は高い」ではなく「外注のほうが安くて安心」という結論になるケースは非常に多いです。
まとめ
WordPressの運用を自社でやるのか外注するのかは、単純に月々の費用だけで比べるのではなく、人件費・トラブルリスク・機会損失まで含めたトータルコストで考えることが大切です。
「今は何とかなっているから大丈夫」という状態でも、担当者の時間が取られていたり、
リスクが静かに積み重なっていたりすることはよくあります。
「自社の状況だとどちらが合理的か、一度相談してみたい」という方は、
お気軽にご連絡ください。現状をヒアリングしたうえで、正直にご提案します。







