WordPressの更新、後回しにしていませんか?Web担当者が抱えがちな運用の悩みと解決策

「触って何か壊れたら怖いから、とりあえずそのままにしておこう」
WordPressを使っていると、こんなふうにアップデートを後回しにしてしまうことがありますよね。気持ちはとてもよくわかります。
ただ、後回しにするほどリスクは静かに積み重なっていきます。この記事では、Web担当者が抱えがちな運用の悩みをひとつひとつ取り上げながら、それぞれの解決策をわかりやすくお伝えします。
「後回し」にしてしまう理由、あるあるです
まず、更新を後回しにしてしまう理由を正直に整理してみます。
本業が忙しくてWebまで手が回らない
Web担当者が専任ではなく、営業・総務・広報など他の業務と兼務しているケースはとても多いです。本業の優先度が上がると、Webの管理はどうしても後回しになります。
「明日やろう」が1週間になり、1週間が1か月になり、気づいたら半年以上放置していた——そんな状況に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
「何が起きるかわからない」から怖い
WordPressやプラグインのアップデートを実行したとき、「サイトが壊れてしまうのでは」という不安から手が止まってしまうことがあります。
実際、アップデート後に表示が崩れたり、機能が動かなくなったりすることは稀にあります。だからといって放置し続けるのも、また別のリスクを抱えることになります。
何をどう更新すればいいかわからない
「通知が来ているのはわかるけど、何のことかよくわからない」という方もいます。WordPressの管理画面に赤いバッジが並んでいても、何から手をつければいいのかわからないまま時間が過ぎていく、というケースも少なくありません。
後回しにすると何が起きるか
「とりあえず動いているから大丈夫」と思いがちですが、後回しにしている間にリスクは少しずつ積み上がっていきます。
セキュリティの穴がどんどん広がる
WordPressやプラグインのアップデートには、セキュリティの修正が含まれていることがほとんどです。古いバージョンを使い続けるということは、既知の脆弱性(攻撃者に知られている穴)をそのまま放置していることになります。
攻撃者はこういった古いバージョンのサイトを自動的に探して攻撃を仕掛けます。
「うちは小さな会社だから狙われない」という考えは残念ながら通じません。
ある日突然、サイトが壊れる
アップデートを長期間放置していると、いざ更新しようとしたときにバージョンの差が大きすぎて一気に更新できなくなることがあります。また、PHPのバージョンとの相性問題で、サイトが突然表示されなくなることもあります。
「ずっと放置していたものを一気に更新したら壊れた」というトラブルは、実際によく起きています。
対応コストがどんどん上がる
問題が小さいうちに対処すれば軽微な修正で済むことも、放置して大きくなってから対処しようとすると、時間も費用も何倍もかかることがあります。「早めに相談しておけばよかった」という後悔は、できれば避けたいですよね。
担当者が抱えがちな悩みと、それぞれの解決策
よくある悩みごとに、現実的な解決策を整理してみます。
悩み① 「更新したいけど時間がない」
解決策:定期的な保守を制作会社に任せる
WordPressのアップデート・プラグインの更新・バックアップの取得を、月々の保守契約として制作会社にまとめて依頼する方法があります。担当者が何も意識しなくても、サイトの状態を管理してもらえます。
悩み② 「更新したら壊れそうで怖い」
解決策:更新前のバックアップを習慣にする
バックアップさえあれば、万が一壊れても元に戻せます。更新前にバックアップを取ることを習慣にするか、
バックアップを自動で取ってくれるプラグインや保守サービスを活用しましょう。
また、本番サイトではなくテスト環境で先に更新を確認してから本番に反映する、という方法も有効です。制作会社に依頼すると、こういった手順を踏んで安全に更新してもらえます。
悩み③ 「何をどう更新すればいいかわからない」
解決策:一度制作会社に現状を見てもらう
今のサイトの状態を専門家に確認してもらい、「何を優先して対応すべきか」を教えてもらいましょう。「よくわからない」という状態のまま放置するのが一番リスクが高いです。
悩み④ 「制作会社に頼むのが面倒・コストが心配」
解決策:保守契約のコストと放置リスクを比較する
月々の保守費用と、トラブルが起きたときの緊急対応費用・機会損失を比べてみてください。多くの場合、定期的な保守のほうがトータルコストは安くなります。前の記事「WordPressを自社で運用するのと制作会社に任せるのとどちらがコストが安い?」も参考にしてみてください。
「いつかやろう」ではなく「今日相談する」が正解
Webサイトの管理は、後回しにするほど問題が大きくなりやすい性質があります。
「今すぐ何か壊れているわけではないし、まだ大丈夫」という感覚は、残念ながら根拠がありません。
逆に言えば、「今のところ問題が出ていない」タイミングこそ、最もコストをかけずに対策できるチャンスです。何か起きてから慌てるより、余裕があるうちに相談しておくことが一番の近道です。
WordPressのバージョンは最新になっているか
プラグインのアップデート通知が溜まっていないか
最後にバックアップを取ったのはいつか
使っているテーマのサポートはまだ続いているか
ひとつでも「わからない」「確認していない」があれば、
一度サイトの状態を確認してもらうことをおすすめします。



